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短大からのお招きでゲストスピーカーとして特別講義を行いました!

先日、当ウェブサイトを運営しているグローバルチャイルドケアの代表、つっちー先生こと津坂かよが大阪城南女子短期大学よりゲストスピーカーとしてお招きを受け、イギリス保育に関する特別講義をさせていただきました。今日は、その時の様子をレポートします。

事のはじまりは、一通のメールでした。大阪城南女子短期大学・総合保育科の丸目ゼミの学生さんからで、「海外の保育について、現場で実際に経験している人から是非話を聞きたい」ということでした。若者の海外離れを耳にする今日この頃ですが、こうして海外に目を向けている学生がいるんだと分かり、とても嬉しく思いました。コロナ禍で余儀なくされたオンラインでの会議やセミナーにもみんなが慣れてきたという背景もあり、日本の学生さんへ直接声を届けられるまたとないチャンスですから、是非にということでオンライン講義のゲストスピーカーをお受けしました。

スピーカーの津坂は日本とイギリス両方の保育現場で働き、自身がイギリスで立ち上げた保育園では実に40か国以上の子どもやスタッフとともに保育に携わってきました。そんな経験を通して、イギリスの保育現場の様子、日本人から見て驚いたこと・感心したこと、日英の違い、日本の保育現場でも取り入れられそうな活動などを紹介しました。

イギリスはEYFSと呼ばれ、就学前の保育・幼児教育の指針があります。個人を尊重し、それぞれの子どもの興味に沿って学習・発達を促す方法です。その中でも特に学生さんたちの興味を引いたものの一つが、コーナー保育でした。屋内で水遊びが出来る遊具が整っていたり、また園庭でもコーナー保育があることには驚いていたようです。

先生方は、クリティカルシンキングが保育に取り入れられている点を注目されていたようです。EYFSでは、子どもの自由な発想に基づいた遊び方を否定したり型にはめるような指導は決して行いません。いろいろなエピソードから伺える「常に子どもが自由に選択できる環境」には日本との違いが大きく現れていたようです。

また、「イギリス料理はまずいと言われているが子どもの給食事情はどうなのか?」という質問を頂いたので、イギリスの国を挙げての食育についてのお話もしました。

学生さん達から頂いた寄せ書き

当日は、ワクチン接種の影響で体調の優れない中を参加してくださった学生さんもいて、とてもありがたく感じました。これを機に、「海外で保育士として働きたい!」とまではならなくとも、海外や新しい現場・世界に少しでも興味をもって一歩を踏み出せる勇気を持てるように、そんな思いを込めて講義を行いました。学生さんの明るい将来に向けてそっと背中を押せる何かが心に残つたなら今回の講義は大成功!だと思ってます。

講義後には、学生さんから素敵なメッセージをいただきました。本当にありがとうございました!

Many thanks to:

丸目ゼミ学生様(大阪城南女子短期大学・総合保育科 )
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丸目満弓先生(大阪城南女子短期大学・総合保育学科・講師 / 子育て支援ソーシャルワーク研究所・代表)
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